健康に不安を抱えている場合、団信の審査に通らず、住宅ローン契約に支障をきたしてしまう可能性があります。
そんなときに便利なのが、引受条件が引き下げられたワイド団信です。
この記事では、ワイド団信とはどのような保険なのかや、保障内容、加入時の注意点について解説します。
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ワイド団信とは？
ワイド団信（引受条件緩和型団信）とは住宅ローン専用の生命保険の一種で、一般的な団体信用生命保険（団信）への加入が難しい健康状態の方でも、入りやすくなるように条件が緩和されているのが特徴です。
一般団信では加入時に健康状態を告知するため、たとえば高血圧症、糖尿病、脂質異常症、うつ病などの病気をお持ちの方は、加入が難しくなります。
しかしワイド団信は引受条件が緩和されており、上記のような持病があっても加入しやすくなっているのです。
もちろん必ずしも加入できるとは限りませんが、健康上の不安を抱えているからこそ、団信なしの住宅ローン契約はリスクが大きいです。
後悔のないよう、保障内容などもしっかり確認したうえで、慎重に検討してください。
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ワイド団信の保障内容とは
ワイド団信の保障内容は、基本的には一般団信と同じです。
融資実行日以降、被保険者が死亡した場合や高度障害状態になった場合に、残りの住宅ローンが全額支払われます。
ただし引受条件が引き下げられている分、一般団信よりも保険料は高くなります。
団信の契約者はあくまで金融機関であるため、保険料は金融機関が支払いますが、その分は住宅ローンの適用金利に上乗せされる仕組みです。
わずかではありますが、月々の支払い負担が増えてしまうので注意してください。
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ワイド団信に加入する際の注意点とは
ワイド団信は一般団信よりも引受基準が緩和されている影響で保険料が高く、住宅ローンの適用金利が0.2〜0.3%程度上乗せされるのが一般的です。
たとえば適用金利が1.0％だった場合に加入すると、適用金利が1.2〜1.3％になるケースが多いです。
金利差こそ小さいものの返済は長期に渡るため、総返済額に大きく影響する可能性があります。
毎月の返済負担も増えますので、利用を検討する際は、事前にしっかりと計算しておく必要があるでしょう。
また、ワイド団信は取り扱っていない金融機関も多いため、利用可能なローンがある程度決まってしまう点にも注意が必要です。
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まとめ
ワイド団信（引受条件緩和型団信）は、加入条件が緩和された団信です。
保障内容自体は一般的な団信と同じで、健康に不安を抱える方でも利用しやすくなっています。
ただし、その分だけ保険料が高く、住宅ローンの適用金利に上乗せされるため、月々の支払い負担が増してしまう点には注意しましょう。
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